夕霧祭 清凉寺
本日は、清涼寺(嵯峨釈迦堂)で行われた夕霧祭に行って来ました。
夕霧祭は大阪の名妓、夕霧太夫(ゆうぎりたゆう)の追善法要だそうです。
江戸時代初期の方で、島原の吉野太夫、吉原の高尾太夫と並ぶ名妓で、浄瑠璃や歌舞伎の演目になるほど上方の人々に愛された人物であるそうです。
その夕霧太夫さんのお墓が、ここ清涼寺にあり、毎年11月の第2日曜に法要が行われます。この法要に、島原の太夫さんが来られて舞を奉納され、太夫道中を行います。
島原の輪違屋さんには現在も太夫がおられ、今日来られた太夫さんは、桜木太夫さんでした。
太夫道中は初めて拝見しましたが、色鮮やかで艶やかな衣装、内八文字と呼ばれる優雅な足さばきなど、舞妓や芸妓さんとはまた違う、太夫独特の雰囲気を感じることが出来ました。
実際に一般の人が、太夫さんにお目にかかる機会はそうそうないので、初めて見ることが出来て感動を覚えました。
古くからの文化を守り、それを肌で感じることが出来るのも京都の魅力のひとつですね。
「清涼寺(嵯峨釈迦堂)」 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
価格:3,740円 |