御室桜 仁和寺
久しぶりの投稿です。
京都も桜のシーズンは終盤になりましたが、遅咲きの「御室桜」で
有名な仁和寺に再び行って参りました。
本日は好天に恵まれ、絶好の行楽日和でした。
暖かな気候のなか、まさに見頃の御室桜を愛でようと多くの観光客が訪れていました。
境内を進んでいき、中門を越えると満開の桜の林が目の前に広がります。
「御室桜」は、染井吉野とは違って背が低いのが特徴で、その背の低さから目の前で桜の花を楽しむことができます。また桜の林の中の道は、まさに桜のトンネルのような感じになっていました。
染井吉野や枝垂れ桜とは違った桜の花見も、また風情があり楽しいものです。
「仁和寺」京都市右京区御室大内33 http://www.ninnaji.jp/
価格:3,740円 |
夕霧祭 清凉寺
本日は、清涼寺(嵯峨釈迦堂)で行われた夕霧祭に行って来ました。
夕霧祭は大阪の名妓、夕霧太夫(ゆうぎりたゆう)の追善法要だそうです。
江戸時代初期の方で、島原の吉野太夫、吉原の高尾太夫と並ぶ名妓で、浄瑠璃や歌舞伎の演目になるほど上方の人々に愛された人物であるそうです。
その夕霧太夫さんのお墓が、ここ清涼寺にあり、毎年11月の第2日曜に法要が行われます。この法要に、島原の太夫さんが来られて舞を奉納され、太夫道中を行います。
島原の輪違屋さんには現在も太夫がおられ、今日来られた太夫さんは、桜木太夫さんでした。
太夫道中は初めて拝見しましたが、色鮮やかで艶やかな衣装、内八文字と呼ばれる優雅な足さばきなど、舞妓や芸妓さんとはまた違う、太夫独特の雰囲気を感じることが出来ました。
実際に一般の人が、太夫さんにお目にかかる機会はそうそうないので、初めて見ることが出来て感動を覚えました。
古くからの文化を守り、それを肌で感じることが出来るのも京都の魅力のひとつですね。
「清涼寺(嵯峨釈迦堂)」 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
価格:3,740円 |
仁和寺
仁和寺 秋の特別拝観に行って来ました。
今回の特別拝観は、建立より372年の間、非公開であった国宝の金堂(写真一番下)と重要文化財である経蔵の内部が初公開されています。
特に注目されているのが、金堂の内の裏堂の壁に描かれた五大明王壁画(金剛薬叉明王、降三世明王、不動明王、軍荼利明王、大威徳明王)です。
金堂の表側は阿弥陀三尊像と、その背景には西方極楽浄土の光景が描かれており華やかな色彩で装飾された壮麗な空間となっています。
一方、五大明王壁画があるのは、その裏側。
背景画などは省略され、明王の絵だけが壁の板に直接描かれており、質素で表側とは実に対照的に作られています。
この場所は普段、お坊さん達も蝋燭の明かりでしか見ることができないところで、今回の為に頑張って照明を準備したとおっしゃっていました。
明王とは、仏様が変身したお姿だそうです。
いつもの、あの穏やかなお顔から、炎をまとった鬼のような形相。まさに裏の顔。
普段、人が入らないところにあえて描かれているというのも、ひとつのメッセージなのかもしれません。
京都には、他にも非公開・秘仏とされているところがたくさんあり、観光シーズンに合わせて特別公開されることがあります。
また機会があれば、知らない京都に訪れてみたいと思います。
「仁和寺」京都市右京区御室大内33 http://www.ninnaji.jp/